“解決型”の日本と”創造型”のアメリカ

4 Sep

今日から、アメリカと日本の働き方・社会の成り立ち方の違いシリーズを気が向いたら書いていきます。アメリカに1年たって、その間にも日本の人と話したり、日本に帰ったりして色々見えてきたことがあるので、なにかの役にたつことを祈って残していきます。

第1段は、”解決型”の日本と”創造型”のアメリカ。この二つは結構水と油くらい性質が違うイメージを持ってます。

日本は、本当に“解決”が得意な国民性だと思います。仕事をする上で重要な意思決定要素は、”効率化” , “コスト削減”  , “改善”  , “プロセス”  , “再発防止” こんなキーワードをよく聞きますよね。荒く言いますが、結局は自分から何か仕事を推し進めたり、提案して責任もって進めたりするのが怖くて、“答えが導き出せる” 仕事をやりたがる傾向があると思います。なので、仕事のための仕事なんてのも日本の文化なきがします。ただ、一方で方向性がきまったら、正確に、安全に、クオリティ高く走る能力は本当に高いと思います。

一方、アメリカは本当に“創造”することに全力を出す社会だなと思います。新しい顧客価値を生み出すためにとにかくリスク考えずにつっぱしる。プロセスとか効率とかもほったらかし、とにかくリリースするっていう勢いがあります。細かいことなんてどうでもいいんだよ(ていうかできない)!リスクなんてしらない!俺はやりたいんだ!みたいな感じですね(笑)。日本型で言われてるような解決系の仕事は価値がないっておもってるきらいすら感じられます。ただ、その反動で、やっぱりすごく荒いなと思います。顧客もいるんだけど、売上もたってるけど、問題が起きまくりなんてことはよくあります。

これは日本の社会においては”解決”が価値感が高くて、アメリカの社会は”創造”の価値観が高いという価値観の違いの帰結だとおもいます。だから、社会全体がそうなるように望む。そして、これは深く教育に根ざしている気がします。僕はアメリカの教育はしりませんが、少なくとも日本では創造系の教育は本当すくないですよね。例えば、社会で「1982年に本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれる」とかっておぼえるんだけど、「本能寺の変が当時の日本の政治に与えた影響はなに?」みたいなものって本当に考えさせられなかったですよね。

ただ、顧客が本当に必要なものは何か?マーケットにどういうニーズがあるか?みたいな回答に対する答えって、“解決”型のアプローチではでてこないんですよね。でも、顧客が必要としている価値はまさにそこ (創造)にあって、日本の社会では一向に顧客に重要な価値を届けようっていう発想にたどり着かないのが文化面で日本がいま世界に負けているところだと思います。 これって、結構重要で、会社や組織の中で、そういう人が数人えらい人に混じっているだけで会社が全体的に不全におちいってしまうとか考えられちゃうんですよね。IT化でこれからどんどん解決系の仕事がなくなっていうので(というかすでにだいぶ進行している)、今後10年・20年は創造系の能力にパラメーターを振ってるか振ってないかで社会での役割がすごく変わると思います。

うーん・・・なんか結論が見えにくくなってきたので心のにのこっているキーワードを書いていきます。

  • ゴール前でバックパスするな、とにかくシュート打て。
  • ハシゴを効率よく登るのがマネジメントで、ハシゴを架け替えるのがリーダーシップ
  • 成功事例がある仕事は成功しない。成功事例がないから成功する。
  • とにかく成果が上がる仕事だけに集中する。やらないことを決める。
  • Get Shit Done

とくに前者二つですね。日本はハシゴを効率よく登る人はたくさんいるので、架け替えることを気にする人をたくさん生み出さないとダメですね。アメリカは逆、フォーワードしかいなくて守備ガラガラで得点入れられ放題だし、みんな良い果実を目指してハシゴ架け替えてハシゴばっかなんだけど、誰も上る人がいなかったりする(笑 )

アメリカ人がフォワード、日本人がディフェンス。アメリカ人がハシゴをかけて、日本人が上る。こんな発想は意外にうまくいく気がします。日本のグローバル化で力を発揮できるのはそこでしょうね。というか、1980年までの欧米に追いつき追い越せってそういうことだと思います。欧米にすでにビジネスはあるんだけど、クオリティが荒くて日本人がそれを仕上げるみたいな。

最後に、やはり日本にはハシゴを架け替えるのが得意な人を増やさないとダメなので、もう少しそういう教育に力入れないとダメですね。そういう教育をせずにいきなり社会でそういうことを求められるから日本は勝ち負けがハッキリしちゃう気がします。本当に1週間の授業のうち意味ないもの(重箱の隅系)は結構あったので、そんなことやる暇あったら、模擬店でどれだけ人を集められるかとか、イベント企画して参加者どれだけあつめられるかとか、答えのないディスカッションするとか、そういう創造に頭を使う授業を本当に増やしたほうがいいとおもいます。が、問題はそれだと受験に合格できないんですよね。

 

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