【基本】アメリカの保険制度のわかりやすい概要

19 Feb

さて、今日はわかりにくいアメリカの保険制度についてです。詳細は”アメリカ 保険“で調べればたくさんでてくるので、このページでは基本の基本を押さえらえればいいと思います。アメリカに住むには保険考えないと危ないなって気づいてもらうためのページです。 日本とアメリカの医療制度の最大の違いは国が医療保険のを提供しているか民間が医療保険を提供しているかです。日本だったらみんな健康保険証を持ってますよね?発行している健康組合の違いはあれ、仕組みは国のルールの基づいて提供されています。アメリカは民間の会社が健康保険証を発行しているようなものです。 日本は国民保険加入は義務なので保険証にたいして意識はあまりしませんが、アメリカでは自分から民間の保険を選んで健康保険証をゲットしないと簡単に無保険に陥ります。そして、無保険はかなり危険です。日本でも風邪とかでさえ内科に受診しにいくと5000円くらいかかりますよね?それでも自己負担3割なので、本当は17000円もします。保険証がないとこの金額まるまる支払うことになります。風邪くらいだったらどうってことないのですが、もし手術とかになって全額自己負担とかになったら1000万とか平気で請求されかねないです。 もうひとつ、アメリカの保険で重要なのが医療機関に対する交渉力です。医療機関もビジネスで自分たちで価格決定するのですが、保険会社もステークホルダーなので保険会社がそもそもの医療費を交渉します。過剰医療を抑えようとするんですよね。なので、保険会社を通さない自己負担はそもそもかなり割高料金を請求されるうえに、一般商材とちがって交渉しにくいので泣き寝入りするしかありません。僕自身も保険会社の請求書で、保険会社が承認した金額という欄で10%-20%くらい安くなってるのよく見ます。医療機関も保険会社に切られると顧客を失うのでいうことを聞くしかありません。 こういう民間が過剰医療を抑えて日本みたいに高齢者の医療費が膨れ上がらないのはアメリカの保険のメリットですが、とにかくこの保険が高額なのが問題です。個人で入ると一家(夫婦・子供二人)で年間100-150万くらいかかります。なので、アメリカでは良い保険にはいるために正社員になるという意識さえあるくらいです。企業は基本的に社員にたいして福利厚生の一環として保険をサポートしており、企業がどれだけいい保険に入るかが、採用の競争力になってたりします。 以上が保険の基本です。このページでとにかく伝えたいのは、無保険は危ないので止めましょう。そして個人でも会社経由でもいいのでとにかく保険加入する手段を模索してください。

本当に必要なアメリカや海外への赴任・生活の前準備

18 Feb

さて、今日はアメリカ赴任・生活の前準備についてのポスト。ついに決まったアメリカ赴任やアメリカへの留学。みなさん、ワクワクとドキドキを両方感じつつ新しい生活に期待を膨らませてると思います。ただ、僕も経験あるんですが、赴任前に何を準備すべきか?ということが気になりますよね。人事や役所で教えてもらえること以上にすべき点って結構おおいので、ここではそれらを書いていきたいと思います。基本的な書類手続きはこことか参照してください。 お金まわり ネットバンク+海外送金手続き 海外で使えるデビットカードの作成 クレジットカード その他手続き等、ネット証券等ID/PASSを忘れてる場合は忘れずに再取得 の4点です。金融関係まわりは住民票ぬいて、住所がなくなると途端に手続きが困難になるので、出国前に必ず完了させましょう。1−3は、海外にいて如何に日本の銀行にあるお金を取り出すかっていう話です。アメリカにいると車購入とか色々と大金が動くことが多いですが、日本のお金を動かせないと貯金0状態からスタートなので日本のお金を海外から動かせるようにしておくと便利です。 1:ネットバンク+海外送金手続き 特にハマりがちなのが、の手続きだけしてたら海外送金できるかと思いきや、海外送金はさらに手続きが必要です。ネットバンク開設から海外送金まで1−2週間かかるので前もってやっておきしょう。 2:海外で使えるデビットカード 海外で使えるデビットカードはアメリカで直接ドルを手にいれる方法です。アメリカで口座を持ってしまえば滅多につかわないですが、使うときは使います。2016年2月現在新生銀行が便利です。 3:クレジットカード 3は言わずもがな、赴任期間中カバーする有効期限のカードをもてるとベターです。 4:その他手続き等、ネット証券等ID/PASSを忘れてる場合は忘れずに再取得 もしネット証券等の口座をもっていてID/PASS忘れてたり何か手続きしたい場合は出国前に済ませて下さい。これらも住所がないと手続きが不可能だったりします。 持ってると便利な日本の証明書 戸籍謄本 国際免許証および日本の免許書 運転記録証明書(英文) の3点です。 1:戸籍謄本 戸籍謄本は日本の領事館や大使館で手続きをする時に何かと必要です。有効期限は6ヶ月ですが、6ヶ月いないでも使う可能性があります。例えば、ビザ周りで英文のfamily registerとか意外に大使館が翻訳してくれたりするんです。戸籍謄本があれば。 2:国際免許および日本の免許書 国際免許は国や州によってルールが違いますが、持っておくと現地で使えないまでも免許取得に有利だったりします。国際免許だけじゃ運転できない国・州(カルフォルニアとか)もあるので注意してくださいね。国際免許はせいぜい英訳くらいの効果しか持たないところもおおいので必ず赴任先の国や州のルールを確認してください。日本語表記の運転免許書と国際免許併せて効果を発揮する国・州もおおいので、日本語表記の免許証もわすれずに。 3;運転記録証明書(英文) マニアックですが、レンタカー周りで使う可能性があります。僕はカーシェアのサービス登録に使いました。   赴任先の国での保険 アメリカの保険の詳細については後日書きますが、まず赴任の方は人事や会社が手配してくれるとおもうのでそれに従ってください。ただし、たまに中小とかだと保険が無防備な方もちらほらいたので、必ず人事に保険については確認しましょう。ガチで無保険だとす百万円かかったりします。 赴任ではない場合は、海外長期用の保険を検討しましょう。例えば AIUとか。僕は会社がカバーしてくれたので詳しくないのですが、日本出国前でないと入れない保険もあるみたいでそれが楽でお得みたいです。 いずれにせよ、無保険で海外・アメリカは自殺行為です。日本ではいらないにしても海外・アメリカで入れる手はずを整えてから出国したいですね。 健康診断・その他治療・予防接種 医療機関系も日本の健康保険でできるうちにやりきった方が圧倒的に楽です。正直、アメリカの医療システムは日本人には結構わかりづらいシステムなので虫歯の治療とか検診とか取るに足らないものも日本で済ましておくことを強くお勧めします。 また、予防接種については日本とアメリカでは流行っている病気等が違うため、海外長期滞在に詳しい予防接種の病院にかかっておいた方が安心です。予防接種は1回目、2回目、3回目と打つケースが多く、2回目は1ヶ月後だったりするのです。なので、ケースによっては海外到着直後に海外の病院で予防接種うける必要があったりして、これはかなりハードルが高いので、できるだけ事前にやっておきましょう。 自身と配偶者の資産・収入の把握 これは特にアメリカのケースですが、アメリカに赴任になると確定申告(タックスリターン)をする必要があります。この手続きに歳しては、自身はもちろん扶養者のすべての資産と収入を申告する必要があります。特に該当年度で転職したり退職したりしていると源泉徴収票が収入面の把握でかなり重要になってくるので、ちゃんと確認しておいてください。同様に、すべての銀行口座や証券等の残高を確認しておいてください。これを日本にいる間にやらないとタックスリターンがめんどくさくなります。